私は私のために生き、あなたはあなたのために生きています。


私はあなたの期待に応えるためにこの世界に生きているわけではありません。


あなたも私の期待に応えるために、この世界にいるわけじゃありません。


私は私、あなたはあなた。


でも、もし偶然が私たちを出会わせるなら、それは素晴らしいことです。


もし出会えないなら、それもまた同じように素晴らしいことです。


Gestalt Gebet ゲシュタルトの祈り


共に「夢」を見たあなたへ

この物語を書き始めるにあたって、どうしても伝えておきたいことがあります。

かつて、ネットの片隅で、私と共に「ゲシュタルトの祈り」という名前で、言葉を紡いでいたあなたへ。

私にとって、あなたはかけがえのない存在でした。

あの頃の私たちは、自分たちを取り巻く過酷な現実(リアルワールド)と、そして自分たちが作り上げた仮想の聖域(ファンタジーワールド)の双方に、激しく翻弄されていました。

周囲の目を気にし、外側からの嵐に晒されるうちに、私たちはいつしか、自分たちが何を感じ、何を信じているのかさえも見失いかけてしまったのかもしれません。

あの日、私は自らの手で、私たちの物語に終止符を打ちました。

大切であればあるほど、このままでは全てが壊れてしまうことが怖かった。

けれど、その決断があなたにどのような痛みを与えたか・・・私はあの日から今日まで、その後悔と向き合いながら生きてきました。

今、こうして当時の記憶を糧に「自伝的小説」を綴ることは、私なりの祈りでもあります。

この物語はフィクションという形を借りていますが、あの日々、私たちが確かに共有した孤独と共鳴は、紛れもない真実だと思います。

もし、いつかどこかであなたがこの文章を見つけることがあれば。

どうか、過去を掘り起こされたと悲しまないでほしいのです。

家族関係も、立ち位置も、別の人になっているはずです。

おそらく、あなたの言葉ではないと、違和感を感じるかもしれません。

これはあくまで、代替養育の課題を抽出する2人であって、私とあなたではないからです。

でも、その時の気持ちを、もしかしたら、思い出してしまうかもしれません。

時代は変わりました。

でも 「あの時間は、決して無駄ではなかった」「出会えて良かった」 そんなふうに、懐かしく穏やかな気持ちで振り返っていただけることを、私は心から願っています。

私たちは今、別々の現実を歩んでいます。

あの時、私を「私」でいさせてくれて、本当にありがとう。

そして、あなたが今を穏やかに、あなたらしく生きていることが、私の「夢」でもあります。