教室の中の気がかりな子―ADHD、LD、高機能PDD、統合失調症…という本を読んでいて、その中で「リアル・ワールド」と「ファンタジー・ワールド」という観念が書かれていました。

太田祐一さんという方が書いている部分です。


ロール・プレイング・ゲーム「サイコ&マジック」徹底マニュアル
という副題がついてます。

具体的に、どういうゲームなのか、書いてある訳ではありませんし、そういうゲームが売っているのかもよく判りませんが、ようするに、こういうゲームのようです。

ゲームの登場人物は子供とカウンセラー。

カウンセラーとは、あなた自身ということです。ゲームの目的は、「リアル・ワールド」と「ファンタジー・ワールド」のバランスをとること。

ファンタジーにばかり向いていた子供の興味が外側にも向きはじめ、「問題」に区切りがつき出したときが、ゲームの終了としています。

ファンタジー・ワールドが、「楽しい世界」、リアル・ワールドが、「苦しい世界」ではなく、現実世界で一緒に遊べるようになり、リアル・ワールドがゲームになることが、このゲームの目的のようです。

現実社会が「リアル・ワールド」で、空想世界が「ファンタジー・ワールド」ということなのですが、「リアル・ワールド」というのは誰でもわかるような気がしますが、「ファンタジー・ワールド」という観念が人によってかなり違っていると思います。

ただ、大人でも誰でも「ファンタジー・ワールド」を持っているということ。

「ファンタジー・ワールド」は現実でない世界ということです。

子供の「ファンタジー・ワールド」は、男の子だったら、銃をもって敵をやっつける世界かもしれないし、魔法が使えるヒーローかも知れない。

女の子だったら、お姫様かもしれないし、恋愛関係なのかもしれない。

ハリー・ポッターの世界も「ファンタジー・ワールド」であり、TVゲームも「ファンタジー・ワールド」です。

とにかく、「もう一人の自分」を生み出すための世界ということです。

「リアル・ワールド」に近い場合も、かなり離れている場合もあります。

大人になると、「ファンタジー・ワールド」はより「リアル・ワールド」に近いものになってきます。

会社で少し出世したい、少し収入を増やしたい、もう少し綺麗になりたい、嫌な奴を懲らしめたい、理想としている家族を築きたい、趣味に没頭したい、など。

これらはすべて、「ファンタジー・ワールド」と考えてみましょう。

そして、大人が考えている理想の子育ての姿も、「ファンタジー・ワールド」であると。

大人になればなるほど、「ファンタジー・ワールド」の個人差が開いてくるような気がします。

そして、「ファンタジー・ワールド」を持っていること自体、忘れてしまう人たちもいるのでしょう。

言ってみれば、楽天日記(ブログ)の存在も、「ファンタジー・ワールド」ですよね。

ブログを書く意義は、私にとってはこのゲームの目的と非常に似ているような気がしました。

自分自身の「ファンタジー・ワールド」と「リアル・ワールド」のバランスを取るため、という目的もあるかも。

自分の書いた日記、または人から寄せられたコメントや、掲示板の書き込みによって、ロールプレイングゲームが進行していくようなものですもんね。

このゲームの中では、先ず、子供の「ファンタジー・ワールド」の中で自分も共存することが大事だとしていますが、自分自身の「ファンタジー・ワールド」の登場人物として、子供が共存することは可能なのだろうか?と思いました。

子供が一緒にゲームをしてくれるような「ファンタジー・ワールド」でなければ、いけないんだろうな?。まだまだ、良い「ファンタジー・ワールド」のシナリオを書けていないですね・・・

「リアル・ワールド」と「ファンタジー・ワールド」 – なりゆき主夫のリアルな日常 – 楽天ブログ(BLOG)